近代化はしたけれど

戦後、

飢餓の撲滅に成功した農業は「構造改善事業」を筆頭に『近代化』の道に突き進んだ。

 

手や牛馬を使っていた作業は、化学と科学の力で楽になった。

 

3Kと言われていたのも遠い昔。

いまや「スマート農業」と言われている。

 

しかし、

キツイ労働から解放された筈なのに、農業人口が減り続けるのは何故だろう?

 

化学の力で収量は安定したのに、自給率が低下し続けるのは何故だろう?

 

その問いかけが遠くにこだまする。

胸が苦しくなる。

 

・・・・。

近代化。

近代化。

 

構造改善。

構造改善。

 

スマート農業。

スマート農業。

 

大合唱。

 

近代化と、構造改善、スマート農業も良いけれど

 

ちょっと

地に足 付けて

 

自然の声を聞いていきたいものだ。