前年の秋(雪の降る前)に畑の雑草や収穫残さ物を集めて、雪の下で分解させて翌年フルイ(篩い)にかけて粉々になった草の屑を育苗土に利用します。
植物の枯れ草は、植物に必須の養分を含んでいますので、良い育苗土になります。
<雑草(残さ物)堆肥の作り方>
① 刈った雑草や、収穫の終わった残さ物を集めます
② ①を10cm位の高さに積み上げたら、畑の土を1~2cm位かけます
③ 再び①を10cm位の高さに積み上げ、畑の土を1~2cm位かけます
④ ②と③を繰り返して積み上げていきます
⑤ あとは、そのまま雪の下にします。雪が溶けると分解されていますのでフルイにかけて使用します。
※茎など大きく丈夫な部分は分解しきれません(数年かかります)
※早く使用したければビニールハウスの中で行うと良いでしょう。
※雪の降らない地域であれば、そのままにしておけば徐々に分解されるでしょう。
枯れ草や残さ物に土を混ぜ合わせると、土に棲む微生物の活動により分解が早まります。(米ぬかを振りかけるのと同じような効果が期待できます)
篩ったものは土も混ざっているので そのまま利用できますが、私の場合は育苗数が多く量が足りなくなるので畑の土と
1:2~3(分解物:畑の土)くらいの割合で混ぜ合わせて使用しています。