私の自然農法⑦ ~初期のわき芽は伸ばす~

今回は、野菜、とりわけ家庭菜園で人気のナス、きゅうり、トマトなど「果菜」について書こうと思います。

いま例に挙げた野菜に共通しているのは、主枝の横から側枝(わき芽)が出る。ということですが、園芸書では一般的に「小さなうちに摘み取りましょう。」と書いてありますし実際にそのような管理作業をされている方が多いものです。

 

しかし、わき芽も立派な「葉」ですから、光合成をして成長に必要な養分をつくります。

そんな貴重なものを株が小さなうちから摘み取ってしまうのは勿体ないので、はじめのわき芽取りは遅らせています。

 

どのくらい遅らせるの?と言われるとニュアンスに戸惑いますが

例えばトマトの場合ですと、1段花房の下に付くわき芽は30cm以上は伸ばしてから摘み取っています。

 

無肥料栽培では、植え付けたすぐそばに養分が「ふんだん」にあるわけではありませんから、初期生育を大きくしたいのです。

そのため初期のわき芽を伸ばし気味に管理して、光合成産物を増やす方が良いと思っています。

 

ただし、わき芽にも実を付けてしまうと、それこそ養分は分散されますので、花が咲く前には整枝した方が良いでしょう。