私の自然農法⑥ ~水やりは根の先端にした方が良い~

水やりは少ない方が良い。というのは前回書きましたが、これは量と回数のことしか触れていません。

では、水やりをする場所(位置)はどこが適切なのでしょうか?

 

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根は先端に「根冠(こんかん)」という保護具のようなものを付けて、土の中を進みますが

根冠にはセンサーがあって、根は様々な方向に曲がります。

 

根が重力に従って下の方に向かうことを「重力屈性」

水分の多い方に向かうことを「水分屈性」

養分が多い方に向かうことを「化学屈性」

などと呼びますが、この時、養水分を旺盛に吸う活力のある新しい根は先端の方に位置します。

 

水やりをする時、株元に水をかける人が殆どだと思いますが、新しい根というのは根の先端、つまり株元からは遠い位置にありますから、どのくらい根が伸びているのかをイメージしながら株から遠い位置に散水するのが適切なのです。

ただ、前回書いたように、水やりは少ない方が良いので、水やりしなくても済むならそれに超したことはありませんが。