植物は動かない。変化する。

「動物」と「植物」を比べてみると、全然違います。

同じ「生物」なのに面白いですね。

 

植物と動物の違いをちょっと考えてみましょう。

「顔がない。」

「脳みそがない。」

「話さない。」

色々出てくると思いますが

 

植物の一番大きな特徴は「動かない」ことです。

『固着性』と言います。

 

「動かない」のか「動けない」のかは分かりませんが

葉っぱで光合成をして

根っこで土壌から水と養分を吸って

成長するエネルギーを自ら作れるので動く必要がありませんので『独立栄養生物』と呼ばれます。

 

それに対して動物は、

草を食べたり(草食動物)

肉を食べたり(肉食動物)

魚やお肉や野菜を食べたりします。(人間、雑食動物? 笑)

他の生命を頂かなければ生きていくことが出来ませんので『従属栄養生物』と呼ばれます。

 

太陽と、土と、水があれば

成長できるなんて、植物って、よく考えるとスゴイですね!!

 

・・・・。

植物は動かないので、環境に変化するため自分を変えます。

気温や日当たり、風当たりなど「天気」の違い、

湿り具合や養分、水分の過多など「土壌」の違い、

同じ植物でも環境の違いによって、大きくなる時も、小さくなる時もあります。

 

雑草を観察してみると

環境が良いときは、どんどん大きくなって一杯 実を付けますが

環境が良くないときは、ほんの数cm位で実を付けるときもありますね。

 

このように

植物が、自分の形を変えられる能力を「可塑(かそ)性」と言います。

 

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植物は動かない(固着性)

植物は自分を変える(可塑性)

この2つの特徴は、環境が悪いと、植物成長に大きなマイナスになることを意味します。

 

『輝く太陽』

『健全な土壌』

『綺麗な水』

いつまでも、保てるようにしていきたいですね。