戦前のブロック経済が悲惨な大戦を引き起こしたとの反省から、1947年に国際的な貿易の枠組みを定めたGATTができ、日本は1955年に加盟している。
ケネディラウンド
東京ラウンド
ウルグアイラウンド
数回に及ぶ多国間交渉を経て1995年にWTOが発足した。
ウルグアイラウンドでは国境措置(関税)に加えて、輸出補助金、国内支持(政策)までもが議論になった。
WTOは2008年に交渉が決裂したままだが、その後FTA、EPA、TPP交渉が加速した。
日欧EPA、TPP、日米貿易協定は最近のことなので記憶に新しい。
いずれも「大貿易圏」をカバーしているという。
GATTから続く「自由貿易」の流れは「いのちと健康」を守る農産物も例外なく対象となり、様々な農産物が自由化の波に押されてきた。
資源に乏しく
工業が強く
人口密度の高い日本では
どうしようもない流れだったのだろうか。
一年一年減り続ける、農業人口・農地を目の当たりにすると言い様のない気持ちになる。