自然農の壁 ~食品ロス~

シリーズ「自然農の壁」とは直接関係ありませんが、関連がありますので今回は「食品ロス」について書いてみましょう。

まず、「食品ロス」とは食べられるのに捨てられているもので

・賞味期限切れ

・食べ残し

・過剰除去

などが原因とされており

 

日本の食品ロスは、570万トンと推計され、この量は「1人が毎日、ご飯茶碗1杯分を捨てている」と形容されています。ちなみに日本で収穫されている年間収穫量は令和2年度(農水省資料より)で

米     776万トン

じゃがいも 220万トン

キャベツ  143万トン

トマト    70万トン

きゅうり   50万トン

となっていますので、よりイメージしやすいのではないでしょうか。

 

また、ロスの内訳は

家庭から  261万トン

事業系   309万トン との事です。

しかし、この統計には

・豊作による需給調整

・規格外による廃棄

など、収穫中、出荷前に農家段階で廃棄された量は繁栄されていません。

 

この「畑での排気量」を知る術はありませんが、小規模農家の私ですら出荷前に廃棄する野菜は多く、日本全体ではかなりの量になるのではないでしょうか。

 

・・・・。

『食品ロス』。

「もったいない」のと同時に、食品廃棄によって生産・加工・流通・販売過程で使用されたエネルギーが無駄なものと成ってしまいます。

国産国消・地産地消をより進め、限りある資源を大切にしたいものです。