2006年に「有機農業推進法」が制定されている。
それまで有機農産物の表示を規制する「JAS法」しかなかった有機農業において、国を挙げて「推進すること」を定めた画期的な法律だった。
有機農業に携わる者にとって待望の法整備だったのだが、
残念ながら、有機農業が広まることはなく農地面積の僅か0.5%にとどまっている。
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しかし、
農水省が2021年に策定した「みどりの食料システム戦略」では
2050年までに有機農業を農地面積の25%にするとしている。
いまの50倍にもなる。
1970年代に産声を上げた「有機農業運動」がなかなか広がらないなか、本当に可能だろうか?
懐疑的な意見も多いが
私は可能だと思っているし、信じている。
そういう時代が到来して欲しいと願っている。
未来にバトンを繋げて行くため、
今を懸命に走ろうと思っている。