土壌有機物と自然農法②

有機物が畑に有益なのは論を待ちませんが、

その有機物を畑にある収穫残さ物や雑草に任せるのが「自然農法」となるのでしょうか。

 

大面積では堆肥投入が難しいため、緑肥作物を作付する場合もあります。

 

たまに「一般栽培では化学肥料に頼り切って、有機物を使っていないのではないか」という方もいますが、有機物補給に関して言えば、一般栽培の方も真剣に取り組まれていることが多いです。

 

化学肥料・農薬・除草剤、高収量指標がいかに地力を消耗させ、微生物活性を阻害するかを知っているからです。

 

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(前回、書ききれなかったことを補足します)

さて、土壌有機物は大部分が枯れ草や収穫残さ物など、植物組織に由来します。

植物組織の大部分は「水」と「炭素」ですが、少量のチッ素、リン、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどを含んでいますので、植物の成長に必要な養分が既に備わっていることになります。(自己施肥機能)

 

また、低または不耕起、被覆作物(雑草、緑肥など)、輪作・混植(多品目栽培)を行う自然農法は

①作物残さや根を含む表層の有機物を維持し

②土壌粒団の形成、大孔隙の増加を促し

③透排水性を改善し

④微生物を活性化させる

 

土づくりの3要素から見ても有効な方法であり、

 

無肥料でもなぜ育つのか?

という問いに対する

解の1つであると思います。