ちょっぴり厄介な「粘土」とは①

前回「土は有機物」という話しを書きましたが、

もう少し「土」について続けましょう。

 

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岩石は、

①物理的(乾燥・湿潤・加熱冷却など)

②化学的(酸化、還元、溶脱など)

③生物的(動物、植物の作用)

な過程が複雑に作用し合いながら粉砕され、砂(細砂、粗砂)、シルト、粘土になっていきます。

 

土を構成する鉱物は大きい順に

砂    0.02ミリ~2ミリ

シルト  0.002~0.02ミリ

粘土   0.002ミリ未満

 

砂とシルトは岩石が物理的に粉砕されたもので、組成は岩石と変わりません(一次鉱物)が

 

「粘土」は岩石が雨の酸性により化学的に粉砕(溶ける)されたもので

岩石に含まれるケイ酸やアルミニウムが結晶化を繰り返して出来たものです(二次鉱物)

 

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読者のなかには「うちの畑は粘土がキツイ」とか話題にされている方もいることでしょう。

ちょっぴり厄介者扱いされることの多い粘土ですが、

まずは物理的な特徴を見てみましょう。

 

粘土細工をイメージすると分かりやすいですが、大きな塊になったり、形を自在に変えることが出来ます(可塑性と言います)

 

特徴① 粒子が細かいので、ぎっしり詰まる → 通気性が悪い

特徴② 水に濡れるとヌルヌルする → 排水性が悪い

特徴③ 乾くとガチンと固まる → かなり厄介ですね 笑 、大きな固まりがゴロゴロ、土はヒビ割れ。

 

このように粘土質土壌は排水性や通気性が悪くなるため、扱いに苦慮しますが

実は特技があります。

(続きは次回にしましょう。)