自然は循環しています。
植物は、光合成により「水」と「二酸化炭素」を「糖」と「酸素」に変えるとともに、根から窒素など無機養分を取り入れ
動物は、酸素を吸い、植物を食べ、二酸化炭素を吐き出します。
植物・動物の遺体は微生物が分解し、無機養分となり再び植物が利用します。
炭素、酸素、チッ素など地球の物質は大気・海・陸地で植物・動物・微生物を介して ぐるぐる回っており
「物質循環」と呼ばれる”有限”の物質を”無限”に使用できる自然の優れた機能です。
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【食物連鎖】
動物は自分で有機物をつくれません。
自然において
(光合成で)無機物から有機物をつくる植物を「生産者」
植物を食べる動物を「消費者」
動植物の遺体を分解する微生物を「分解者」と呼び、分解された動植物遺体は植物の栄養となります。
このサイクルを「食物連鎖」と呼び
植物を出発点とした見方を「生食連鎖」
微生物の分解を出発点とした見方を「腐植連鎖」と分ける場合があります。
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植物の成長や微生物の分解は、主に土壌で行われますので、土壌の健全性を保つことは大切なことです。
特に土壌に生息する生物は、物質循環・食物連鎖に「分解者」として貢献しており
農薬や除草剤は土壌微生物に大きな影響を与えます。
微生物は目に見えないほど小さな生き物ですが、自然の循環における『扇の要』であり
私たちが踏みしめる大地には多くの生命が暮らしていることを忘れずにいたいものです。