きゅうりの収穫が最盛期となりました。

6/4に種まきをした”きゅうり”の収穫が最盛期を迎え、写真のように一杯の実を成らしてくれています。品種は購入種子となるのですが、「バテシラズ」という品種で自然農法国際研究センターさんが育成しているものです。以前は4月に種まきをしてゴールデンウィーク頃に定植をしたこともあるのですが、北海道の5月は胡瓜には寒すぎるらしく成績が良くないため、最近では暖かくなる5月末~6月に種まきを行い、7月~8月を中心に収穫を行う作型にしています。胡瓜は自然農法では最も栽培が難しいと感じているものの一つで、樹に実が一杯になると成り疲れを起こし曲がり果や尻太果が発生しやすくなり、うどん粉病や褐斑病などの病害も発生します。また、ハダニやアブラムシなどの虫も付きやすく、まさに生理障害と病虫害のオンパレードになってしまう危険性が高いのです。根が土壌の浅い部分に集中する胡瓜の宿命でもあるのですが、土壌の乾湿に敏感で、土が乾きすぎでも湿りすぎても樹勢が衰えるため水やりに非常に気を遣っていかなければなりません。無農薬・無肥料での栽培はかなり難易度の高い”きゅうり”ですが、夏野菜の中でも高い人気があり、サラダに漬け物に夏場は大活躍してくれますので毎年欠かさず栽培しています。初めのうちは良果を得られるのですが、徐々に曲がりや尻太などの奇形果が増えていきますのでご了承ください。このように栽培が難しい胡瓜ですので、いつまで栽培を続けられるか分かりませんが、9月一杯は収穫を続け、病害虫の状況をみながら10月も収穫できればと思っています。